【かりんとうのケア②】「今日のおかずは何かしら?」食卓から始まる会話
「かりんとうのケア」では、日々の活動や何気ない場面を通して、私たちが大切にしているケアの考え方をご紹介します。
かりんとうでは、昼食の時間も大切な交流のひとときです。
「今日のおかずは何かしら?」
「この煮物、昔よく作ったわ」
「うちでは、もう少し甘く味付けしたのよ」
目の前の料理をきっかけに、家庭の味や故郷の話、若い頃の思い出など、さまざまな会話が始まります。

顔を合わせやすい座席の工夫
かりんとうでは、お互いの表情が見え、自然に言葉を交わしやすい座席配置を心がけています。
ただ同じテーブルに座るだけでは、会話が生まれにくいこともあります。そこで職員が、「皆さんのお家では、どんな味付けでしたか?」などと、さりげなく話題をつなぐこともあります。
誰かのお話をきっかけに、「私もそうだった」「懐かしいね」と、会話の輪が少しずつ広がっていきます。
お話しすることを無理に求めません
もちろん、食事中の会話を無理にお願いすることはありません。
お話ししながら召し上がりたい方もいれば、静かに味わいたい方、皆様の会話を聞いて楽しみたい方もいらっしゃいます。
聞こえ方や見え方、食事の進み方、その日の体調などを見ながら、必要に応じて席も調整しています。
定員10名の小さなデイサービスだからこそ、一人ひとりの表情やご様子を見ながら、その方に合った過ごし方を大切にしています。
食卓も「参加する場所」
かりんとうが考える「参加」は、工作や体操をすることだけではありません。
献立について話すこと、誰かの思い出に耳を傾けること、「おいしいね」と気持ちを伝え合うことも、大切な参加の一つです。
これからも、毎日の食卓を通して、無理なく自然に会話が生まれる温かな時間をつくっていきたいと思います。
